手相鑑定 / ニット作家

雑記

帰巣本能?土地感覚

子どもの頃の不思議なおはなし。 自分の記憶は0歳くらいからあります。というのも母に、昔(小学校低学年?)こんな部屋あったね〜とか言ってみたら、それまだ立つ前のことやん、それ(母の)実家やん、と驚かれてたので、そうみたいです。さすがに胎内記憶は記憶にございません。 ぽかぽかと柔らかい陽の差す縁側みたいな廊下、もう0歳といえばそればかりだけど、そこに寝かされていたらしい。自営業なので0歳後半から近所の保育園に投げ込まれていた(笑)ので、周りはいじわるな子ばっかり、昼寝なんかしたくない、これ夜だっていうけど昼じゃんっていうビロードのカーテンの下から漏れる明かりをずっと見ていたつまらない時間。小さい子の預かり部屋は園庭の奥にあって、一番広くて、中は舞台のような段差もあるけどちょっとスロープになっているのが楽しいお部屋。でっかい仏像が怖かったけど数珠持ってお祈りするのが日課。幼児になると記憶がかなり強烈で、三歳で乗った手術台の記憶もあり。それは追々気が向いたら記していくこととします。 そんな幼児の頃に、一番両親が驚いたことを今回は書いてみます。毎週の様に車で30分ほど離れていたけど従兄弟と遊ぶのが習慣で、帰る頃には眠くなって車ですぐ寝ちゃう。30分、って隣の市になるので結構遠いですよ、それでも自宅に付く手前の信号で必ずサッと目覚めて「まだ帰りたくない!!」と号泣するのです私が。当然、親は帰りたくないことに驚いてたのではなく、なぜ寝てるのにそんなピンポイントで家がわかるのかと。本当はもういくつか前の信号の停車から気づきはじめているけど、とりあえず寝てて、最終コーナーで起きることにしていました(笑)不思議だけど、旅先など初めて行く場所でも土地勘が冴えてて、停めてた駐車場どこだったっけ?と聞かれるのは私の役目で、あっちーとよく御一行を導いていました。 今でも車で寝ちゃうと、そろそろ家の前の坂道だな、とかわかってもパチっと目覚めるのは恥ずかしいか?とちょっと寝たフリをすることがあります。まぁそんなフリしなくていいんだけどね。 泥酔してたら話は別ですが。