幽霊を見た話
霊感は無いと思って生きてきましたが、周りからあるって、と言われたり、この前の西谷先生にも言われるので、へーあるらしい。デジャヴはしょっちゅうだし、鼻歌歌ってたらそれが流れるとか昔の曲なのにTwitterのトレンドになってるとか、人生2回生きてる感じはかなりあります笑。
過去に2回だけ、これが幽霊だったらそれだなーと思うことがあります。
ひとつは、祖父が亡くなったとき。
私にとっては初めて、人の死に対面しました。毎週のように会ってたし、最期臥せってた夏休み、ふと起きてきていきなり南方の戦争体験とか話してくれたり。亡くなっても何故か悲しいという感情は全くなく。
従兄弟たちと、冷たく固く黄色くなったおじいちゃんに、かてぇ〜!とか言って触りまくって、無邪気すぎて私が親だったらコラーー!って言いたくなるけど、祖母がしみじみと「にぎやかに送ってもらってええなぁ」と言っていました。
でもお通夜の間、小学生の子どもたちはさすがにうるさいからと近所の親戚の別宅に従兄弟七人ここで寝なさーい!と大人いなくてなんかめっちゃ楽園状態でワーキャードタンバタンやっておったのです。テレビでは金ちゃんの仮装大賞やってたのは記憶にあります。
そうしてたら、リビングのマッサージチェアに、ずーっとおじいちゃんが座ってるのです。あれ?死んだよね?と思ったけど、ニコニコしていつもの感じで。透明じゃなくて実体です。横目で、なんだ、いるじゃん、ってそのまままたドタンバタンやって、それぞれ勝手に寝たんです。いとこの一人も、いたよね、と言ってました。翌日葬式の日に、おじいちゃん本家じゃなくて子どもの家に居たよ?と言ったら母が泣きました。
もうひとつは大学生のとき。忠犬選手権があったらナンバーワンじゃないかと思うほど、まさに苦楽を共にした6歳から飼っていた雑種犬が寿命を迎えました。
一人暮らしをしていたので毎晩飲み歩き、その時は友達の家に泊まってたけど、明け方起きたときに玄関の土間のところにちょこんと座ってこっちを見てたのです。あれ、そもそも私のうちでもないのになんでいるのかな〜と。夢じゃなくてくっきりと。半透明でもない。
悪い予感は当たって、自分の部屋に戻ったら留守電にその件。。看取れなかったから来たんだなー。
霊、みたいなものを見たのはそれきりです。
でも神仏のご加護があると言われると、そういうのが救ってくれてるかなぁとも思います。
7年前、1年ほっといたら今この世にいなかったなーという病気にかかったときも、前癌の段階でわかって手術で寛解したし。(あなたのここが悪い、あそこがだめ、って医者でも無いのに言う人いますが、そういうの一切いりません。人体の見えない部分を決め否定して不安を煽ってから自分の会話を始めるのはよくないです。)
というわけで、少なくとも自分はいつも幽霊をみてるから霊感がある、というのではないみたいです。ただ人に会うと楽しいのにどっと疲れます、手相を診たあとは、気を失ったように寝ちゃいます(対処法は指導してもらった)。
勘が鋭いというのは身を助けます、ときには知りたくない情報も得ますが…。犬に関してはお墓もないけど、日々思い出してあげるのも良いなと。